HOWTO · R

rtools を Windows にインストールする

Windows の R ユーザーが Rtools を必要とするケース、互換性のあるリリースの選び方とインストール方法、R がビルドツールを見つけられるかの確認方法、よくある設定問題の解決方法を学びます。

このページの内容

Rtoolsは、WindowsでRパッケージをソースからインストールするときや、コードをコンパイルするパッケージを開発するときに必要となるビルドツールを提供します。Rを使うだけなら、通常はインストールする必要はありません。多くのパッケージはビルド済みのバイナリとして利用できます。パッケージのコンパイルが必要な場合や、自分でパッケージをビルドする場合は、使用中のRのバージョンに合ったRtoolsをインストールし、Rセッションからツールを検出できるか確認してください。

WindowsにRtoolsをインストールする

Rtoolsは、パッケージのソースコードをコンパイルするときに使うコンパイラーやユーティリティなど、Windows上のR向けビルドツール一式です。これらのツールが必要なパッケージのインストールや開発に使いますが、すべてのRユーザーに必要なものではありません。このガイドでは、互換性のあるリリースの選び方、インストーラーの実行、Rからのツール検出の確認、よくある設定問題の切り分けを説明します。

使用中のRに合ったRtoolsのバージョンを選ぶ

まずCRANのRtoolsページを開き、掲載されている各Rtoolsリリースの互換性情報を確認してください。使用するパソコンにインストールされたRのバージョンに対応するリリースを選びます。番号が新しいという理由だけで選ばないでください。互換性はRのツールチェーンに左右され、利用できる案内も時間とともに変わることがあります。

Rが複数インストールされている場合は、選ぶ前にRまたはRStudioがどのインストールを使っているか確認してください。そのセッションに表示されるRのバージョンに合わせます。最新のリリースや互換性の情報はCRANのページで確認してください。このガイドでは、特定のRtoolsリリースがすべての環境で適切だとは想定していません。

Rtoolsをインストールする

CRANのページから互換性のあるリリースのインストーラーをダウンロードし、ファイルを開いて表示される手順に従います。画面や表示文言はリリースによって異なることがあるため、選んだリリースについて案内されているオプションを使ってください。特に、PATHへの追加設定はリリースごとに表示方法や必要性が異なる場合があります。以前の手順記事にあるチェックボックス名や設定が、手元のインストーラーにも当てはまるとは限りません。

そのリリースでサポートされている場所とオプションを使い、インストーラーが完了してから新しいRまたはRStudioのセッションを開いてください。ツールの検出を設定する項目が表示された場合は、そのリリース固有の案内に従います。インストールやパッケージのコンパイルがうまくいかない場合に互換性を確認できるよう、選んだRのバージョンとRtoolsのリリースを控えておきましょう。

Rtoolsのインストールを確認する

Sys.which()を使って、Rセッションがmakeなどのビルドツールを見つけられるか確認します。パッケージ作業に使うRまたはRStudioのセッションで実行してください。

Sys.which("make")

返される値は、OS、Rtoolsのリリース、そのセッションの設定によって異なります。空でないパスが返れば、Rがその名前のコマンドを見つけられたことを示しますが、それだけで、すべてのコンパイラーやパッケージのビルド要件が正しく設定されているとは確認できません。値が空の場合は、そのセッションの現在のコマンド検索パスからmakeが見つからなかったことを意味します。結果を、使用中のRtoolsリリースの設定手順やビルド対象パッケージの要件と照らし合わせてください。すべてのWindows環境に共通する決まったパスや出力はありません。

Rtoolsのインストールと検出に関する問題を解決する

パッケージのビルドでツールが見つからない場合は、まず、そのセッションで使用しているRのバージョンとRtoolsのリリースに互換性があるか確認してください。次に、インストール後にRまたはRStudioを終了して開き直し、ツールを再度検出できるか確認します。インストール前から開いていたセッションには、環境設定の変更が反映されていないことがあります。

Sys.which("make")でコマンドが見つからない場合は、使用中のRtoolsリリースに固有の設定手順を確認してください。インストールが完了しているか、案内されたPATHの設定がRセッションに反映されているかも確認します。インストール先や設定手順はリリースやパソコンによって異なることがあるため、別のリリースやパソコンのPATH項目をそのままコピーしないでください。

アクセス権の問題は、インストール先のフォルダーやWindowsアカウントによって異なります。書き込みが許可されている場所を選び、インストーラーの案内に従ってください。Windowsが必要な場所へのアクセスを拒否した場合は、管理者としてインストーラーを実行すると解決することがあります。ただし、それだけでバージョンの不一致やツール検出の設定問題が解消されるわけではありません。Rtoolsが必要なのは、通常、パッケージの作業でコンパイルが必要な場合です。ビルド済みパッケージだけを使うのであれば、必要ないこともあります。