HOWTO · Python

Windows から Python をアンインストールする方法

Windows にインストールされた Python のバージョンを確認し、不要なものを削除する方法を説明します。環境変数や残ったインストールファイルを安全に確認する手順も紹介します。

このページの内容

Windows から Python を削除するには、まず 設定 > アプリ > インストールされているアプリ(古い Windows では アプリと機能)を開き、不要な Python の項目を選んでアンインストールします。削除する前に各バージョンを確認してください。システム全体へのインストール、ユーザー単位のインストール、Microsoft Store からのインストールは、別々の項目として表示されることがあります。その後、PATH を確認し、Python のものだと特定できた残存ファイルだけを整理します。python --version のようなコマンドで分かるのは、Windows が最初に見つけたインタープリターです。インストール済みの全バージョンを一覧表示するものではありません。

方法 1: コントロールパネルから Python をアンインストールする

設定 > アプリ > インストールされているアプリを開き、Python を検索します。表示されたバージョンと発行元を確認し、削除する項目を選択して アンインストール をクリックし、画面の指示に従います。古い画面を使う Windows では、コントロールパネル > プログラム > プログラムと機能を開き、該当する Python の項目を選択します。削除したいバージョンごとに操作を繰り返してください。アプリケーションが引き続き必要とするバージョンは、そのまま残して構いません。

コマンドプロンプトで python --version を実行すると、PATH 上で python コマンドがどのバージョンに解決されるかを確認できます。これは簡易確認であり、全インストールの一覧ではありません。表示されたバージョン以外にも、登録済みのインストールや別の場所に保存されたインストールが残っている場合があります。

方法 2: 環境変数から Python の参照を削除する

アプリの項目をアンインストールしても、環境変数に参照が残ることがあります。スタートメニューで システム環境変数の編集を検索して 環境変数を開き、ユーザー環境変数とシステム環境変数の両方を確認します。それぞれの Path から、削除した Python のインストール先だと確認できた項目だけを取り除きます。たとえば、そのインストール先フォルダーと、その下の Scripts フォルダーが該当します。PYTHONPATH も確認し、不要になったファイルを指している場合に限って削除または更新してください。他のツールがこれらの値を使っている可能性があるため、関係のない項目は残します。各ダイアログで OK をクリックして変更を確定します。

編集前にコピーした Windows の Path の値を確認するには、次のコードでフォルダー名に「Python」を含む項目を表示できます。このコードは Windows の設定を変更しません。表示された各項目が削除予定のインストールに属することを確認してください。

path_value = r"C:\Windows\System32;C:\Users\Ava\AppData\Local\Programs\Python\Python312;C:\Users\Ava\AppData\Local\Programs\Python\Python312\Scripts"
for entry in path_value.split(";"):
    if "python" in entry.lower():
        print(entry)
C:\Users\Ava\AppData\Local\Programs\Python\Python312
C:\Users\Ava\AppData\Local\Programs\Python\Python312\Scripts

方法 3: コマンドラインから Python を削除する

Windows には、すべての Python ディストリビューションやバージョンをアンインストールできる、信頼性の高い単一の組み込みコマンドはありません。広範囲を対象にする WMIC の製品クエリや、python.exe という名前のファイルを削除するコマンドは避けてください。インストールを見落としたり、起動用ランチャーだけを削除したりするおそれがあります。コマンドラインから従来のアンインストール一覧を開くには、appwiz.cpl を実行します。一覧から対象の Python を選び、アンインストールを使用してください。Microsoft Store や別のパッケージマネージャーからインストールした場合は、その提供元のインストール済みアプリ一覧から削除します。

方法 4: Python のファイルを手動で削除する

手動で整理するのは、該当するアプリの項目をアンインストールした後にしてください。アプリの項目に表示されたインストール先、またはセットアップ時に指定したフォルダーを確認します。よくある場所は、ユーザープロファイル内の AppData\Local\Programs にある Python フォルダーや、C:\Program Files の下です。別の場所にインストールされていることもあります。削除するフォルダーがアンインストール済みの Python に属すると確認してから削除してください。名前に「python」を含むファイルやフォルダーをすべて削除してはいけません。

プロジェクトのフォルダーとインストール先のフォルダーは分けて扱います。仮想環境がプロジェクト内に残っている場合もあります。必要ならバックアップしてください。ただし、元になったインタープリターを削除すると、その仮想環境が動作しなくなることがあります。必要に応じて、残したバージョンまたは新たにインストールした Python で仮想環境を作り直してください。

まとめ

削除するバージョンを Windows のインストール済みアプリ一覧からアンインストールし、そのバージョンのものだと確認できた PATH や PYTHONPATH の参照だけを見直してください。残ったインストールファイルは、対象を特定できる場合に限って削除します。残存状況を確認するには、インストール済みアプリ、使用した覚えのあるインストール先、環境変数を確認し、新しいターミナルで Python コマンドも試します。python が認識されない場合に分かるのは、Windows が PATH 上でそのコマンドを見つけられなかったということです。Python のインストールがすべて削除された証拠にはなりません。

よくある質問

  1. インストールされている Python のバージョンはどう確認できますか? python --version を実行すると、PATH 上で最初に見つかったバージョンが表示されます。ほかの登録済みバージョンがないか、インストール済みアプリ一覧も確認してください。
  2. 再インストールする前に、すべてのバージョンを削除する必要がありますか? いいえ。競合の原因になっているバージョンや不要になったバージョンだけを削除してください。複数のバージョンを共存させることもできます。
  3. Python をアンインストールすると、プロジェクトのファイルも削除されますか? アンインストールの対象は選択したインストールです。プロジェクトファイルは専用のフォルダーに保管し、手動で整理する前にバックアップを作成してください。
  4. コントロールパネルに Python が表示されない場合はどうすればよいですか? 設定 > アプリ > インストールされているアプリ、Microsoft Store、またはインストールに使ったパッケージマネージャーを確認します。手動で展開した Python はアプリ一覧に表示されないことがあります。その場合は、インストール先だと確認できたフォルダーを見つけてから削除してください。
  5. 仮想環境はどうなりますか? ディスク上に残る場合がありますが、削除したインタープリターを基にした環境は動作しなくなることがあります。必要なものをバックアップし、利用可能なインタープリターで環境を作り直してください。